ロープウェイでのクライマックスが強い印象を残す「死の方程式」はコロンボ全作品中の駄作か

ロープウェイでのクライマックスが強い印象を残す「死の方程式」はコロンボ全作品中の駄作か

ジャズ調の BGM は観賞のポイント。
葉巻の箱に爆薬をしかけるというユニークな犯行方法や、ロープウェイのゴンドラという逃げ場のない空間でのクライマックスはコロンボ・シリーズ中でも最もインパクトのあるものだろう。
そして音楽が、また良い。ギル・メレが個性をフル発揮したジャズ・フィーリングの BGM にはコロンボの処女作、殺人処方箋が蘇る。しかし、それは怪我の功名だったと見て取れる。音楽は観賞のポイントだ。

心残りの強い、リメイクしたい作品。

時計が狂うんですか、さっき、ちょくちょく覗いていたでしょう。

写真は、犯人のロジャーの腕時計。行方不明のバックナー社長が残した電話メッセージを聞く場面でロジャーが時間を測るように腕時計を気にしだす。その様子をコロンボは横目に見て、いぶかしそうに眉をしかめる。

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